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【SDS対策】日本産業衛生学会とは?ACGIHとの違いと化学物質管理での役割を徹底解説

2026.02.27

【SDS対策】日本産業衛生学会とは?ACGIHとの違いと化学物質管理での役割を徹底解説


JSOHのOELとACGIHのTLVの違いを体系的に整理。国内外の基準をSDSへどう反映すべきか、化学物質管理の実務に必要なポイントをわかりやすくまとめました。

日本産業衛生学会とは

日本産業衛生学会(JSOH)は、職業衛生・産業医学に関する研究者・専門家による学術団体で、特に化学物質の許容濃度(OEL)を設定する機関として広く知られています。

化学物質や物理的因子のばく露と健康影響を科学的に評価し、毎年「許容濃度等に関する勧告」を発表しています。これらの勧告は産業衛生学雑誌で公開され、企業のSDS作成において欠かせない基準となっています。


勧告値の設定とその意義

日本産業衛生学会が公表する勧告値(Occupational Exposure Limit:OEL)は、

「健康な労働者が化学物質に繰り返しばく露しても健康被害が生じないと考えられる濃度」を示す重要な指標です。

設定にあたり、国内外の科学的研究やACGIHが公表するTLVも参考にされています。
さらに設定理由書として根拠資料も提供され、企業がリスクアセスメントに活用する上で非常に有用です。


ACGIHとの違いと関係性

項目 日本産業衛生学会(JSOH) ACGIH(米国)
組織の性格 国内の学術団体 国際的な産業衛生専門団体
許容濃度の名称 OEL(勧告値) TLV(国際基準)
基準の位置づけ 日本の作業環境に最適化 世界標準として広く参照
関係性 ACGIH値を参考に国内用へ調整 各国機関が基準策定時に参照

結論として:

  • ACGIH=世界基準
  • JSOH=日本基準(国内環境に最適化)

という関係です。

SDSでは、国際整合性を保つためにOELとTLVの併記が推奨されるケースもあります。


SDSにおける日本産業衛生学会値の重要性

SDSの「8. ばく露防止及び保護措置」には、化学物質ごとのばく露限界(OEL/TLV)が記載されます。

日本国内のSDSでは、次の理由からJSOHのOELが最も信頼性の高い基準として扱われています。

  • 国内法制との整合性(安衛法、PRTR法など)
  • 科学的根拠が公開されている(設定理由書あり)
  • 国際整合性(TLVとの比較・併記が可能)

JSOH値を適切に取り入れることで、SDSの品質と信頼性が大きく向上します。


まとめ:SDS作成に必須の基準、それが日本産業衛生学会の勧告値

  • JSOHは国内環境に適した許容濃度(OEL)を設定
  • ACGIHは国際的なTLVを公表
  • 両者は深い関連性があり、SDS作成では両方を参照することが重要
  • 最新の勧告値の確認は企業のリスク管理品質を左右

JSOHの最新値は公式サイトで公開されています。SDS作成やリスクアセスメントのために、定期的なチェックが不可欠です。

👉 日本産業衛生学会(公式サイト)


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