GHS Assistant ver4.10をリリースしました。
2020.12.24
更新内容について、下記の通りお知らせ致します。
データメンテナンス対応
- NITE CHRIP の2020年10月6日のデータ更新に対応
- 消防活動阻害物質に三塩化アルミニウムおよびこれを含有する製剤を追加
- 安衛法の名称等を表示し、又は通知すべき危険物および有害物にベンジルアルコールを追加
- MARPOL条約附属書IIの有害液体の改訂に対応
- 安全データシートの編さんのための要件を修正する欧州委員会規則((EU) No. 2020/878)への対応
- 台湾の毒性及び懸念化学物質管理法の改訂に対応
- 化管法該当情報に関する設定を新設
- MARPOL条約附属書II 有害液体の政令番号を出力
- 台湾の毒性化学物質の成分名と濃度をラベルに出力
- 化学辞書の追加、訂正
NITE CHRIP化学物質総合情報提供システムの2020年10月6日のデータ更新に対応しました。
令和2年5月29日の総務省令第57号に基づき、消防活動阻害物質に三塩化アルミニウムおよびこれを含有する製剤を追加しました。
労働安全衛生法施行令の一部を改正する政令第340号、および労働安全衛生規則の一部を改正する政令 第193号に基づき、安衛法の名称等を表示し、又は通知すべき危険物および有害物にベンジルアルコールを追加しました。
国際海事機関海洋環境保護委員会の判定に基づき環境大臣が指定する物質の一部を改正する環境省告示第93号、および海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律施行令別表第一各号ニの規定に基づく物質の有害性の程度に応じ環境大臣の定める係数の一部を改正する件の環境省告示第107号に基づいて、MARPOL条約附属書IIの有害液体の改訂に対応しました。
EU REACH規則((EC) No. 1907/2006)の附属書II 『安全データシートの編さんのための要件』を修正する 欧州委員会規則((EU) No. 2020/878)への対応を開始しました。
2020年9月8日の台湾の毒性及び懸念化学物質管理法の『管理対象毒性化学物質及び取扱管理事項の改訂』 に基づき、毒性化学物質の追加と管制濃度の変更に対応しました。
化管法該当情報詳細の設定に関する設定項目を新設しました。
MAPOL条約附属書IIの有害液体に該当する場合に、成分名と併せて政令番号が出力されるようにしました。
台湾の毒性及び懸念化学物質管理法の毒性化学物質に該当した場合は、成分名と併せて濃度をSDSとラベルに出力できるように対応しました。
法規データ改訂、お客様からのご要望等に対応して、化学物質を適宜追加、訂正しました。
システム対応
- 分類根拠の表示
- 急性毒性が未知の成分を調整するよう補正して分類を行なう機能を新設
- SDS編集画面に目次表示ボタンを設置
- 1章から16章までのサブタイトルの枝番号をSDS編集画面に表示
- ラベル編集画面にて、特定国向けラベル用の注意書きのチェックボックスを新設
- 操作マニュアル類の改訂
- その他軽微な不具合修正や機能改善に対応
特定標的臓器毒性の分類根拠の表示を可能としました。リッチテキストファイルやPDFファイルにも同一内容を出力できるようにしました。これで健康有害性と環境有害性の全クラスに対する分類根拠の表示が完成しました。
急性毒性が未知の考慮すべき成分の全合計が10%を超える混合物の場合には、補正式を用いて急性毒性が未知の成分について調整するよう補正して急性毒性推定値を算定し、分類を行なう機能を新設いたしました。
SDS編集画面に目次表示ボタンを設置しました。当該ボタンをクリックして、表示された任意の項目をクリックすると、その項目のデータエリアに直接アクセスでき、迅速に編集や確認ができるようになりました。
1章から16章までのサブタイトルの枝番をSDSのリッチテキストファイルやPDFファイルのみならず、SDS編集画面にも表示できるようにしました。
中国やマレーシア等の特定国向けのラベルでは、SDS参照を促す旨の注意書きが必須となっていることを踏まえ、ラベル編集画面にその旨の注意書きのチェックボックスを新設しました。
これまでにご提供してきた機能を網羅して、GHS Assistantの操作マニュアルを改訂しました。
軽微な不具合、機能変更、パフォーマンス改善対応を行ないました。
上記以外にも物質の情報追加などさまざまな対応を行なっております。